みなさんこんにちは、りと。です。 カンムリビギニングお疲れ様でした~ 今回はカンムリビギニングで初めて公式大会でレート1800達成することができたので構築記事を書こうと思います。 8世代に入って記念記事ばかり書いていたので今回結果(?)残せてまともな記事が書けてとても嬉しいです;;
・使用構築
・結果
TN:誇りと驕り 最高最終レート1809、最終15位
戦績:1日目 13-2 2日目 10-4 最終日 7-0 合計36戦中 30-6
・コンセプト
・HBカビゴンを一撃で倒す
・アーマーガアで物理受け、ピクシーとバンギラスで特殊受けをしてサイクルを回しつつステロどくびし等で削りつつ相手を詰ませる
・レジエレキによる相手の地面枠の選出強制と地面枠のいない相手に対して一掃する
・構築経緯
・このルールではエースバーンやパッチラゴン、ウーラオスのような理不尽な火力の押しつけが無いことからサイクルを使ってみたかったのでガブリアス、マンムー、ブリザポス、ミミッキュに強いHB鉄壁アーマーガアとガラルファイヤーに強く大体の環境にいる特殊アタッカーを受けることが可能なHD残飯ピクシーから構築を組み始めた。
・サイクルを使う以上HB残飯欠伸カビゴンが鬱陶しいのでカビゴンを一撃で倒せるポケモンを探したところ鉢巻テラキオン、鉢巻ガラルサンダーが候補に挙がったので蜻蛉返りを打ち削りつつ後続の受けポケモンに任せることが可能な点を評価してガラルサンダーを採用。
・次にこのルールでは地面枠で使えるのが8匹程(ガブマンムー、ニド夫妻、ナマズン、ゴルーグ、ネンドール、輝石持ちイノムー)しかいなかったので電気枠が強いと感じ高火力で相手に火力を押しつけることができて高いSから相手を一掃、多くのスカーフ持ちの上から動ける眼鏡レジエレキを採用。
・地面枠には襷を持たせてあげたいと感じ特殊枠がもう一枠欲しいと思ったのと現時点でアイアント、ピクシー、ニンフィアがとても重かったので放射を入れたニドキングを採用。(どくびしについては後述します)
・最後にHDピクシーだけでは原種サンダーの珠ダイマックス技が後出しから受からないことが分かったので候補を探したところチョッキカビゴンとバンギラスが当てはまったのですなおこしで特殊方面を堅くできてステロを撒きサイクルを有利に進めることが可能、またアーマーガアやピクシーと組み合わせて相手のドラパルトに幅広く対応できる点を評価してHDバンギラスを採用して構築が完成した。(このルールでサンダーのダイマックス技を受けきれるのがチョッキカビとバンギラスしかいないのキツすぎません??)
・個別解説(構築経緯の順番でなくトレーナーカードの順番で書いてます)
レジエレキ@拘り眼鏡
性格:臆病
特性:トランジスタ
努力値:155-x-80(76)-152(252)-70-267(180)
技構成:10万ボルト/ボルトチェンジ/りんしょう/電磁波
C:高火力でガンガン殴りたいのでぶっぱ
S:S+2準速ギャラドス抜き
原種サンダーにしなかった理由はこいつの方が火力が高くて使ってみたかったから。 安定した打点になる10万と殴りながら交代することで受け役に繋げるボルチェンは確定。 もともとダイマックスを切ることを一切考えていなかったので破壊光線の外しと次ターンの硬直を嫌ったのと音技で身代わりを貫通できるのでりんしょうにした(破壊光線にした方がダイマ切る使い方したときに強いと思いますがお好みで、PPがりんしょうより5多い必中技であるスピードスターも一応ありますが流石に弱いと思います)。 電磁波は入れる技が無かったので適当に入れました、寝言でも良いしそもそも10万とボルチェン以外打たなかったので眼鏡でかつダイマしない運用なら10万/ボルチェン/ノーマル技だけでいいと思います。
眼鏡10万で構築単位で重いヒヒダルマを吹っ飛ばしたり相手のダイマメタグロスにボルチェンである程度削ってアーマーガアに繋いだり地面枠のいない相手に対してはボタン連打したら勝てるくらいには強かった。 本戦ではほとんどの相手が地面枠(ガブとマンムーがほとんどです)を入れていたので出せる回数は減ってしまうがこの2匹を出すことが強制できて相手の選出を絞り込む事ができて本当に便利だった。 基本的に地面枠と電気半減がいたら出しません。
最終日1度も出せなくて悲しい;;
ガラルサンダー@拘り鉢巻
(この証とガラルサンダーめっちゃお似合いじゃないですか??)
性格:陽気
特性:負けん気
努力値:165-177(252)-111(4)-x-110-167(252)
技構成:インファイト/ブレイブバード/ブレイズキック/蜻蛉帰り
調整無し。ぶっぱ ※ここから先はピクシー以外全員ぶっぱです
公式設定によるとガラルサンダーってサンダーって呼ばれてるだけのそっくりさんだそうですね
ダイマックスさせた時の性能を考えるなら命の珠も候補に挙がるが意地珠にしない限り確定1発にできない点とまあまあある耐久を削るのは勿体ないと感じたので鉢巻にした。 性格はこちらがダイマを切って相手を倒した次のターンに原種サンダーと対面したときに何かしらの行動ができることとミミッキュ意識で最速。 技はコンセプトの1つであるインファイト(らいめいげりだと確定で倒せない)、高火力一致技のブレイブバード、不利対面逃げて受けポケモンに繋ぐ蜻蛉返り、最後にアイアントが嫌だったのでダイバーンにして処理できるブレイズキックを採用した。
初手ガラルサンダーとカビゴンが対面した際はミミッキュが後ろにいようがインファイトを選択して居座ってきたカビゴンは全員吹きとばして欠伸によるサイクル阻害を気にせずに試合を進めることができて本当に強かった。また初手ガラルサンダーとマンムーが対面した際は蜻蛉返りを押していたが弱点保険を警戒されているおかげか礫を押されずに襷を潰しつつ安定してアーマーガアに下げることができた。 先程原種サンダー意識で最速にしたと記述しているがダイワームを打つことでサンダーの火力を削いで1発ダイマックス技を耐え相手のダイマターンを消費させつつ後ろのバンギラスに引くといった動きができるのでとても便利だった。 ブレイズキックを入れたおかげで最終日アント入りに当たって一試合拾えたのでこれで正解だったと思う。 ちなみにカビゴンのことばっかり書いているが鉢巻を持つことでダイマしてないH振りブリザポスも一撃で吹き飛ばすことができる。(ブリザポスってH252、B4振りで火力強化アイテム無し意地A特化ガラルサンダーのインファを確定で耐えれるのおかしくないですか...)
最終日7回中2回初手のカビサンダー対面で相手のカビゴンを吹っ飛ばしてくれたこの構築のMVP。 最終日勝てたのはこのポケモンのおかげと言ってもいい
・バンギラス@ラム
性格:慎重
特性:すなおこし
努力値:207(252)-155(4)-130-x-167(252)-81
調整無しぶっぱ。
ピクシーだけでは原種サンダーを受けることが厳しかったのでHDバンギ。 PPの多さと命中率の高さと相手の素早さを下げる点を評価して岩石封じ、(ロックブラストも候補ではある。一定数原種サンダーに身代わりを採用していた個体もいたが外しとPPの少なさ、3、4回以上当てないと身代わり割っただけで岩石と変わらないので見送った。)火力に一切振っていないのでかみ砕くではたいした火力は出ないことからサンダーからマンムーに交代してきた際に半分程度削れる、ドラパやある程度削れた交代際のメタグロスに打てることを評価してイカサマ、原種サンダーへの削りとサイクルを有利にするためのステルスロック、最後はHPを回復させる手段が欲しかったので眠るにした。 持ち物はラムにしたが10万麻痺で消費させられることが多いので確実に寝たい場合はカゴ推奨。(ただ鬼火を貰った際に回復してドラパや原種ファイヤーに致命傷を入れることもできるのでお好みで。)
バンギを採用したことでサイクル戦に有利になったり安定して原種サンダーのダイマックスも対処しやすくなった。 また前述の通りアーマーガアやピクシーと組み合わせることでドラパの初手ダイマにも対応することができる(H振りだけでも珠意地A特化ダイスチルは耐えるのでイカサマ打ったり眠ったりで確実に相手のダイマターンは消費できます)。 レジエレキやニド夫妻意識でバンギに地震を採用するか考えたがニド夫妻には2回上から殴られて負け、エレキはボルチェンで逃げられるので入れる意味が無いと感じ交代したタイミングで確実に削ることのできるステロにした。
ダイマサンダーはダイマしたターンに後投げして1発耐え→ダイマしてウォール→次ターンとダイマ最終ターンはダイロックで対処した。
バンギ採用してからサンダー入りの立ち回りがグッと楽になったので多くの方がバンギラス使ってましたがそりゃ使うよねと感じました
・アーマーガア@ゴツゴツメット
性格:腕白
特性:すなおこし
努力値:205(252)-107-172(252)-x-105-88(4)
技構成:アイアンヘッド/ボディプレス/鉄壁/羽休め
調整無しぶっぱ。余りは気持ちミラー意識。
このルールで強い物理アタッカー(ガブ、マンムー、ブリザポス、ミミ、グロス)に対して強いHBゴツメ鉄壁アーマーガア。 こいつを使ってると約半年前のリベロ解禁前だった環境に戻った気分になる。 ダイスチルで物理面を殴りつつ堅くなれフェアリーの打点になるアイへ、物理アタッカーを詰ませるために鉄壁とボディプレス、高速回復技の羽休めで完結している。
珠マンムーが全然いなかったおかげでガラルサンダーの蜻蛉から出してつらら針を受けても最小限の被害で済むので助かった。初手ダイマブリザポスが相手だった場合も後投げからダイマ切りか鉄壁を積むことで3ターン枯らすことができる。ただ弱点保険やイバン警戒で無闇に鉄壁→ボディプレスを打ったりすることはできるだけ避けてゴツメやステロで少し削りを入れてから殴っていく事を意識した。 カンムリビギニング36回やって全試合選出した。恐らくダイマ切った回数もダントツで1位。
久しぶりにアーマーガアとサイクルできて本当に楽しかったです
ピクシー@残飯
性格:穏やか
特性:天然
努力値:201(244)-x-93-115-156(252)-82(12)
技構成:ムーンフォース/瞑想/願い事/守る
H:奇数最大 D:ぶっぱ S:気持ち60族(ラプラスニンフィアロンゲ)意識
主な役割は採用当初はガラルファイヤー受け、ドラパをバンギアマガとセットで見るの2つだったが本戦ではロンゲポットデスのような壁構築と急増したミロカロス入りへのTODも行った。 特殊方面の詰ませを意識した技構成でよくあるHDピクシーの技構成なので特に言うことがない。 守るは願い事を安全に発動させたりダイマターン稼ぎだけでなく後続のニドキングとの相性の良さ、TODの際残飯の回復アニメーションで時間を稼ぐことができてとても便利だった。
初手ドラパピクシーで対面した際はダイマ切られて珠ダイスチルで出オチすることを防ぐために必ず守るから入り次ターンにダイマしてきた場合はバンギorアマガを投げ次ターン回復するかダイウォールで対処していた。 ガラルファイヤーは初手守る、願い事、守るでダイマターンを枯らし瞑想と願い事をしつつムンフォで処理していた。
ピクシーは珠サンダーのダイマ技を後出しからは受からないと書いたが対面ならばガラルファイヤーと同様の手順でダイマターンを枯らすことができる。瞑想を積めればピクシーでサンダーを処理することもできる。
最後の試合で珠ミミッキュのじゃれつく急所に当たらずちゃんと耐えたの本当に偉い。
・ニドキング@襷
性格:控えめ
特性:ちからずく
努力値:157(4)-x-97-150(252)-95-137(252)
技構成:ヘドロウェーブ/大地の力/火炎放射/どくびし
調整無し。ぶっぱ。
この構築の地面枠。主な役割はレジエレキとフェアリーへの圧力で選出を抑制させること。 技構成は一致技の大地とヘドロウェーブは確定、アイアントとナットレイが嫌なので火炎放射。最後は始めはステロで使っていたがこの構築はダイマエースのような枠が存在しない、そもそも打たなかったのでレジエレキが場に出てくるだけで確実にHPを削りに行けるどくびしを採用した。
ニドキングはボルチェン無効なのでレジエレキと対面したら相手は基本壁貼りか即引きする。そこで確実に1ターン隙が生まれるのでどくびしを撒くことができる(極まれにニドキングを投げ電気技を透かしたターンにダイマを切ってダイアタックを打ってくるパターンもあったが事故と割り切った)。レジエレキに毒が入れば後はピクシーで守ったりバンギでステロを撒いたり攻撃したり眠りターンを稼ぐことで毒殺して誤魔化していた。 そもそもこのルールでどくびしを撒けるポケモンはニド夫妻、アギルダー、バチンウニ、オムスターのみ。どくびしを解除できるポケモンはニド夫妻だけ
冷凍ビームや不意打ちも試しがいがあるのでこのポケモンは技スペが7個くらい欲しい。
・基本選出と立ち回り
・アーマーガア+特殊受けのどっちか+@1 相手を受けつつバンギでステロを撒いて削って行く。
・ミロカロス入り:ピクシー+アーマーガア+@1 誰かで数的有利を取ったら即TODに移行。初手ミロピクシー対面したら20分同じ顔をみることになります。
・レジエレキ入り:ニドキング+アーマーガア+特殊受けのどっちか 早い段階でどくびしを撒くか初手でニドキングを投げたい。マンムーニドキング対面はアーマーガアに引けば大丈夫。 ニドキングの襷を残すことを常に意識していくことが大事。
・ロンゲポットデス入りの壁構築:バンギラス+アーマーガア+ピクシー アーマーガアでオーロンゲを倒したらTODして勝ちに行く。
・カビゴン入り:ガラルサンダー+アーマーガア+特殊受けのどっちか 初手カビサンダーの対面ができたら何も考えずにインファで突っ込む。引かなければカビゴンが吹き飛び交代されても受けポケモンを投げれば間に合う。 ちなみに1度も引かれなかった
・重いポケモンと並び
・ニド夫妻:単体だけなら1番きつい。ガラルサンダーの鉢巻ブレバや無理矢理ダイマを切って倒しに行く。
・ヒヒダルマ+地面とミロカロス+地面:どちらも単体ならレジエレキで勝てるがこのルールでそんなことが起こるわけがないのでとてもきつい。前者はアーマーガアで事前に鉄壁積んでボディプレスをするかステロダメで頑張って削る。(ガラルならアマガダルマ対面無理やりダイマ切ってスチルで処理) 後者はTOD確定。ミラコあったら意地でもTOD。
・厚底ブーツサンダーにボルチェン採用個体:ステロで削れないのがとてもきつい。速めにマンムーガブなどの地面枠を処理しておかないと最悪負け。
・HB鉄壁ボディプレアーマーガアミラーのボディプレ急所:相手にマンムーかガブがいたら即降参
・さいごに
今までの公式大会がレート1740が限界、最終順位も40位台止まりでこのカンムリビギニングではレート1800を達成することを目標に1週間前から毎日仲間大会に参加して練習を重ねてきました。その努力が実を結んだのかレート1800を達成することができ初めて仲間大会以外で瞬間1桁、最終2桁を取ることができて本当に嬉しいです。 この大会を通じて学んだことがたくさんあるのでこれをランクバトルの方にも活かしていきたいと思いました。 1週間程前からカンムリビギニングの練習会を開催していただいた方々本当にありがとうございました!
最後にここまで6000文字越えのなっっっがい構築記事を読んでいただき本当にありがとうございました。自分の考えを書いたらもの凄く長くなり読みづらくなってしまい本当にごめんなさい;;
*追記(12/1):カンムリビギニングの動画漁ってたら2試合動画化されてたので是非見ていただけると嬉しいです! 特にニコニコの方はどくびしを実際に使っている試合なので記事を読んでから見ていただけると分かりやすいのかなって思います(無断なので指摘等ありましたら消します)
1.構築記事で書いてたレジエレキ入りに対してどくびしを使っている実際の試合(52:11~)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37846498
2.最終日にレート1700台後半で動画化されたサイクル戦(7:49~)
https://www.youtube.com/watch?v=vJ9LW8auaZ4&t=474s
ちょっとだけ後語り的(構築名とTNのネタ等)なのが下にありますので構築記事だけ見に来たよ~って方はここまでです。本当にありがとうございました!
*おまけ
今回の構築名はシャカリキバンギアマガピクシーになっていますがシャカリキの意味が一つのものに対してがむしゃらになって固執することという意味でワイルドエリアで走り回っていたガラルサンダーにピッタリだと感じたのとスタァライトに出てくるシャカリキスワン(画像下)とガラルサンダーの色が似ていたのでこうなりました。実際サンダーマンムー相手にアマガバンギでサイクル回しまくっていたので割とあっていると思います。
TN 誇りと驕りはスタァライトの曲から取りました。アニメ3話見ていたときに上のシャカリキスワンと声優さんの歌声がかっこよくて一気にこのコンテンツにはまったきっかけになりました。(劇場版の迫力もヤバかったです)
リーグカードは天堂真矢(トレーナーカードに貼ってあるキャラです)をかっこよく意識して作ろうとして断念してよんこますたぁらいとっていう4コマ漫画のある場面から取りました。 ちなみにスタリラやってるんですけど劇団入ってないぼっちです;;
おまけもここまでです、ここまで見ていただき本当にありがとうございました!!